昆虫ハンターと呼ばれる牧田習さんが、新種の昆虫を見つけたことで話題になりました。
この記事では、牧田習が見つけた新種の昆虫「Tarphiomimus miyakadoi」がどのような虫かを紹介しています。
また牧田習が虫好きになったきっかけである祖父とのエピソードも公開しています。
牧田習が見つけた新種「Tarphiomimus miyakadoi」
牧田習は海外の研究者と協同で昆虫研究を行い、新種を発表してきました。
その中でも特に有名なのが、テレビ番組「アナザースカイ」でも紹介された「Tarphiomimus miyakadoi」です。
牧田習が見つけた新種は9種類
牧田習は27歳にして、9種類もの新しい昆虫を見つけています。
その中の1つ「Tarphiomimus miyakadoi」はニュージーランドで見つけた数ミリサイズの昆虫。
この昆虫は「タルフィオマイマス ミヤカドイ」と読み、ニュージーランド亜南極地域のコブゴミムシダマシの一種です。
左下のスケールは1.0mmです。
とても小さな昆虫で、この小ささを見つけることができる牧田習はまさに昆虫ハンターと呼ばれるにふさわしい人物ですね。
「Tarphiomimus miyakadoi」の名前の由来は恩師の名前から
牧田習が見つけた新種「Tarphiomimus miyakadoi」の名前の由来は、学生時代の恩師の名前からです。
先生から言われた「新種見つけたら俺の名前にしろよ」という言葉を守りそこから名付けたものとテレビ番組で発表し、スタジオから驚きの声が上がりました。
高校時代の担任の先生の名前のようです。
牧田習が虫好きになったきっかけはクワガタ
牧田習は幼少時代から虫が好きで採集しており、数々のエピソードがあります。
中学時代には虫捕りのために、一人で石垣島へ2週間も滞在した経験も。
他にはどのようなエピソードがあるのでしょうか。
祖父が見せてくれたクワガタがきっかけ
昆虫に興味を持ったきっかけは、牧田習が3歳のとき。
愛媛出身で生き物が大好きな祖父が、7センチほどの大きなオスのミヤマクワガタを見せてくれたことです。
このクワガタが動いたりエサを食べたり、様々な動きを見せることで
こんなにかっこいい形をしているのはなぜ?
他の虫ってどんな形なの?
という生き物の不思議に対する好奇心が刺激されました。
そこから昆虫の魅力に取りつかれたそうです。
幼少期から虫捕りが好き
幼少期から身近な生き物をよく探していた牧田さんは、体育の時間でみんなが走っている後ろで虫捕りをしていたというエピソードもあります。
野球団に入っても、ずっと地面のアリを見つめて追いかけているほど幼少期から虫に夢中でした。
外国で虫捕りをすることが夢で、大学に入学してからは様々な国で虫捕りをしては研究しています。
牧田習は書籍も出版している
初書籍「昆虫ハンター・牧田 習のオドロキ!!昆虫雑学99」は、身の周りにいる虫からレアな虫までを解説している昆虫雑学本です。
楽しみながら昆虫の知識を学べるだけでなく、クスッと笑えたり共感できたり、新しいタイプの内容となっています。
子どもも大人も夢虫(むちゅう)になること間違いなし!
牧田習が見つけた新種「Tarphiomimus miyakadoi」は極小!
そもそも「この虫が新種だ」と証明することはとても難しいことなんです。
すでに存在している標本と同じ種でないかを比較し、解剖をして論文を発表して、ようやく認められます。
そのため新種の昆虫は、捕まえるよりも証明することのほうが難しいとされています。
極小サイズの昆虫を発見しただけでもすごいのに、そこから解剖して論文を発表して新種の昆虫だと認められることができた牧田習さんの情熱はとても熱いですね!
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